猛暑の撮影現場で考えたこと|芸能花伝舎でのバラエティ収録レポート

芸能花伝舎の看板

年々夏の暑さが酷くなり、ついに40℃を超えてきました。さすがに外で働くことは避けたいと思ってしまいます。

無理な撮影をするのはやめませんかというSNSでの発信を見かけました。猛暑の中スタッフが倒れていることに心を痛めているかたの投稿でした。撮影を中止にすると人件費、機材費など損をするからと、命の危険もある中強行することが続いているようです。

誰かが亡くなったからでは遅い、安全な撮影環境であることを判断できる担当者、例えば気温何度以上なら中止するなど基準を設けるべきではという意見に激しく同意しました。

グアムロケでの経験

去年の5月から6月はグアムロケに行っており、ビーチでの撮影は日本の酷暑日と同じくらいの気温で過酷でした。熱中症になり毎日頭痛がしていて辛かったです。

ヘアメイクはカットがかかれば俳優さんのもとに駆けつけて、ヘアが風で乱れていたら直し、リテイクになる度にそれを繰り返します。砂浜を走るのはしんどくて、正直そんなに何回も撮らなくてもいいんじゃないかなと思っていました。

ロケの場合は日没までに撮りきらないといけないため、焦らせられることもしばしば。ヘアを直していたら助監督に「日が暮れるよ」なんて言われて悔しい思いをしました。直さなければ結局リテイクになるでしょうに。

私たちヘアメイク同様、日除けテントの下に行けないスタイリストさん、照明さん、カメラマンさんも猛烈な暑さの中で頑張っていました。

結果、私は尋常性白斑を発症してしまいました。体調を崩してしまったスタッフさんと一緒に、グアムの観光客向けの病院に行きました。帰国してから今も週に一回通院して治療しています。海外旅行保険で半年までは保障されましたが…。

依頼主からは保険を使ってお金がかからなかったかという確認だけで、体調についての心配の言葉もなく、ああスタッフは所詮使い捨てなのだなとしばらく落ち込みました。仕事を受けた以上こういったリスクがあることを改めて考えさせられました。

芸能花伝舎でのバラエティ収録

先日バラエティ番組のお仕事をしました。新宿にある「芸能花伝舎」という元学校のスタジオでした。

学校の外観

西新宿駅から徒歩10分ほどの場所にあります。田舎育ちの私からしたら、こんな高層ビル群の中に学校があることは違和感がありますね。

組体操の壁画

学校だった頃のモチーフが残っていて可愛いです。

積まれた机と椅子

校内に入ると、懐かしい机と椅子が積まれていました。

メイクルーム

メイクルームは体育館を利用する人用の待機場所を使わせていただきました。

エアコンが効いた現場で

エアコンがしっかり効いていて快適!ヘアメイク中に「こんな暑い日に外ロケじゃなくて良かったです」とタレントさんに話したところ、「プロデューサーさんが優しいから、暑いうちは外での撮影はしないと決めてくれたんですよ」と言っていました。

以前タレントさんが暑さで具合が悪くなってしまったことから、すぐに対応をしたそうです。ちゃんと対策をしている現場があることに安心しました。

撮影場所の体育館もエアコンがちゃんと効いていました。

体育館の中

気温の変動により、いまの学校は冷暖房が完備されているのが普通になっているのでしょう。私が子供の頃は30℃を超えることがまだ珍しかったので、学校にストーブはあっても冷房はなかったです。10℃も気温が上昇したのだと思うと恐ろしいですね。

体調を崩してしまう人もおらず、無事に撮影を終えられました。

愛用しているアイテム

メイクを落とした後にもずっと愛用しているROGEN オイルリッチローションで保湿をしてあげています。

日焼け後のケアにも最適で、柑橘系の香りが爽快感があって気持ちがいいです!

PROFILEプロフィール
鈴木れな
鈴木れな HAIR & MAKEUP ARTIST

バンタンデザイン研究所ヘアメイク学部卒業。ヘアメイク事務所M-FLAGSでアシスタントを経験後、同事務所に所属。2009年に独立し、フリーランスとして活動中。コンサートツアーやFUJI ROCK、SUMMER SONICなどの音楽フェス、来日アーティストのプロモーション、ミュージックビデオ撮影、テレビ番組収録、CM、雑誌、アパレルブランドのビジュアル撮影を手がけるほか、プロ野球球団の通年広告、B'z、氣志團などのヘアメイクを担当。男性のヘアメイクを担当する機会が多く、機能性と成分に優れたコスメに注目している。

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