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メイクアップアーティストがお伝えする広告撮影でのヘアメイクの裏側

パシフィコ横浜で行われた『釣りフェスティバル2023』DAIWAブースの特大ポスターのヘアメイクを担当しました!

これだけ大きくするとなると1億200万画素の高性能カメラが使われていて、ヘアメイクも細かいところまでチェックしないといけません。

例えば前髪が一本でも目にかかっていたり、頭頂部にホワホワと切れ毛があっても見逃せません。
撮影中も目元の笑いジワをメイクブラシを使ってマメに馴染ませています。
クライアントさんからのイメージは透明感。
フィッシングウェアの広告なので、洋服を引き立てるヘアメイクになります。
私なりに透明感とは肌の綺麗さだと理解していたのでファンデーションを丁寧に仕上げました。
クマやヒゲをコントロールカラーとコンシーラーでカバーして、肌のトーンを統一させます。
ここ数年はツヤ感がブームですが今回はツヤよりもフラットな肌が好ましいと思いました。
そういう肌に仕上げたいときはファンデーションベースから最後に使うルースパウダーまでマット寄りの物を選びます。
ヘアスタイルもヘアセット材は極力使わず、ブローミストで髪に水分を補充してストレートアイロンで整えてます。
ヘアスプレーもツヤがでてしまうものが多いのですが、和装用の白く粉がふきにくいスプレーがあるのでそちらを使っています。
今回は外国人モデルさんでお二人とも美しかったので大変ではありませんでした!
メンズモデルのアントンさんが撮影風景をtiktokに上げてくださいました。

ANTON DIYモデル
https://vt.tiktok.com/ZS8LVhTS3/

カメラマンさんがレタッチをするので後から修正できるのですが、その手間を考えたらヘアメイクができる事を撮影ではするべきです。
パソコンのモニターを見ながら気になったらすぐ直しに入るのですが、その時に「入ります!」と声をかけても割と写り込んでしまいます。

いまはデジカメが主流ですが、フィルムカメラ時代はこうやって写り込んでしまうと申し訳なく思っていました。
アシスタント時代、山﨑まさよしさんの取材で街を歩きながら撮っている時に写り込まないように気をつけていたら、山﨑さんからしたらそれが面白かったようで急にスタッフのほうに走ってきて皆が逃げる写真を撮られました。
フィルムカメラで撮った写真は後日ライトボックスに載せたフィルムをご本人と事務所のかたが拡大鏡でチェックするのですが、ちょうどチェックする日にもお仕事をしていたので見せていただいたところ、しっかりとその写真もありましたがもちろんボツになりました。
記念に欲しかったなと思います!

lionel

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